石巻市環境課さんからの依頼を受けまして、
石巻市環境市民講座「シカセミナー」の講師として、シカのこと・狩猟のことなど、川のビジターセンターでお話させていただきました。
昨年も海のビジターセンターでシカセミナーをさせてもらいましたが、
少しバージョンアップした内容にしてみました。
石巻では10年ぐらい前から、ニホンジカがどんと増えてきて、
特に牡鹿半島エリアは生息数の密度が高く、シカが食べるほとんどの植物が食べ尽くされています。
それによって、雨が降れば山は崩れ、新しい世代の森は育たず、
庭木や畑のものも食べられ、ダニとヒルも増え、シカとの交通事故も増え、、
などなど課題が山積みなのです。
かわいいんですけどね。
いまは、まず生息数を減らすため、「有害獣」として猟友会による捕獲作業が年間通しておこなわれています。
わたしも猟師として参加していますが、
果たしてシカを獲り続けることだけでよいのだろうか?
もっと根本的なことから考えて、変えていかないといけないのではないかと思いますし、
行政や猟師だけでなく、いろんな人が関わることでいろいろ変えられるんじゃないかなと思っています。
ということで、シカや狩猟のお話のほか、
終盤は私からの問いかけが多くなってしまいましたが、皆さん熱心に聞いてくださいました。
ひよっこ猟師の身ですが、このような機会をいただけてうれしかったです。
ありがとうございました。