2023年11月14日〜26日の間、
瀬戸内海を姫路から門司まで漕いできました。

総距離およそ420kmのひとりシーカヤック旅の様子を綴っていきます。

 


 

3日目 11/16(木)のはなし

今日は早く出ようと思いつつ、いつもと変わらず出発は7時前になってしまいました。

薄暗い朝から釣り人やお散歩の人から挨拶してもらいほっこり。

なぜか高校生もたくさんいるのを横目にさて出発。

 

まずは瀬戸大橋!
日が上がってきて、着込みすぎたので途中の高洲の浅瀬に上陸してウェアを整えました。

 

瀬戸大橋は一番北側の下津井瀬戸を通ることにしています。

流れています。。

貨物船がやってくる前に鷲羽山側から松島へフェリーグライド。

 

島沿いは大丈夫だろうと進みますが、

櫃石島の東側は渦巻マークの示す通り、渦が巻いています。

去年、早岐瀬戸で潮流を漕ぐ練習しててよかったー、と
リバーカヤックを少しやっててよかったー、と思いながら、

慎重に集中してぐるぐるの中をドキドキしながら漕いでいきます。

 

最強時に近い時間だったので本流に乗ったら危ない、
船も多いし、こちらに来て正解でした。

貨物船を一つ見送って櫃石島沿いにそろそろ進みます。

エディに入って橋を真下から撮影。なんだか感動。

 

島を回り込み、水島航路を渡り、塩飽諸島へ突入です!

船はいない、無風、追い潮。

なんとなく潮に押されながら、
本島や広島、いつかまたそれぞれの島に来たいなと思いながら島渡りを続けます。

 

事前のプランでは真鍋島や大飛島など南側を経て鞆の浦へ向かう計画でしたが、
これから西風が強く吹きそうで停滞の可能性も大きかったため、
できるだけ本州に近づけるよう進路を北木島東側に変更しました。

手島から北木島へズドンと渡ります。

ずっと島が見えていて、潮にも押されていますがなかなか着きません。

こんなペースで大丈夫か?
西風に備えてもっと北側の島に行く?
とかいろいろ不安に思いながら、あれこれ考えながら、結局北木島へ上陸。

初日の反省を踏まえ、ビーチの様子をよく観察していきます。
イノシシの足跡はそこらじゅうに広がっていましたが、
メインの獣道になりそうな場所を避けてテントを張って、まだ明るいうちにウェアを干しまくる。


汚くてすみません。。

 

昼夕食を準備していると、おびただしい蚊に包まれました。
まだ蚊の季節だったか…と、蚊取り線香を置いてきたことを少し後悔。
上下ダウン着ているので刺されることはありませんでした。

この日は米を3合炊きました。
勢いよく炊きすぎましたが、ちゃんと食べてなくて力が出ていないことを自覚していたので、
無理やり詰め込みつつ、翌日の朝食&昼食分も用意しました。

 

天気予報を見ると、明日は島から出られない可能性もありそうですが、
この北木島で2〜3日缶詰になるのはとてもしんどい。と思い、
明日はなんとか島から出て、西風を少しでも避けながら、本州沿いに進んでいくことにしました。

たくさん食べて、夕方から予報通りの雨風になってきました。

昼寝をして計画を立てていると、テントの外で聞き覚えのあるフーフー鼻息が・・・
夜もガサゴソ聞こえていましたが、しばらくすると勝手に向こうから去っていってくれたようです。

初日ほどの緊張感や恐怖感はなくなってきました。

 

つづく

 


 

旅の記録

2023.11/16 距離:35km 

am7:10 渋川海岸 〜 pm16:40 北木島

 

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